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金子みすゞさんのモダンで洗練された詩の印象。
心の深いところにある、風格…
「見えぬけれどもあるんだよ、見えぬものでもあるんだよ。」
何度もこのフレーズを繰り返し、どのような「かたち」が、
「見えぬもの」みすゞさんのおもいを吹き込むことができすのだろう。
詩を創作され、お店番をし、結婚出産そして、決断。
まさしくこの地であったのです。
これからの「場」に対して、
存在の「間違っていないもの」であるのか。
何度も訪れました。「場」が、語りかけてくれるまで・・・。
数案スケッチの中で、詩集(本)を開いた案がありました。 素材の選択に、資料から、24歳の夏に下関駅でみすゞさんに会った
西條八十氏が
「容貌は端麗で、眼は黒曜石のように深く輝いていた。」
この言葉から、「黒御影=磨き」と決めたその時、
この案が動きだたのです。
*南アフリカ産のジンバブエからやってきた、真っ黒な黒御影石です。
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